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272件見つかりました
クラウド利用を守る鍵:CASB(Cloud Access Security Broker)の役割と進化
🌐 はじめに クラウドサービスの利用が企業や組織にとって当たり前となった現代では、利便性と同時にセキュリティリスクも増大しています。従来のオンプレミス型のセキュリティ対策ではカバーしきれない部分を補うために登場したのが CASB(Cloud Access Security Broker) です。この記事では、CASBの歴史、仕組み、機能、そして導入によるメリットをまとめます。 🏛️ CASB誕生の背景 クラウド普及前の状況 企業は自社ネットワーク内部にサーバを置き、ファイアウォールやIPS/ID...
ネットワークとセキュリティの融合:SASE(Secure Access Service Edge)の全体像
🌐 はじめに クラウドやモバイルが当たり前となった今、従来の「社内ネットワークを守る」セキュリティモデルは限界を迎えつつあります。そこで注目を浴びているのが SASE(サシー / Secure Access Service Edge) です。SASEは、ネットワークとセキュリティを統合した新しい枠組みとして登場し、ゼロトラストとも密接に結びついています。この記事では、SASEの背景、構成要素、導入のメリットを整理します。 🏛️ SASE誕生の背景 従来の課題 社内ネットワークにVPNで接続し、そ...
判定条件網羅(Decision Condition Coverage)の基礎と活用法
✨ はじめに ソフトウェアテストにおいて、テストケースをどこまで作り込むべきかは大きなテーマです。特に条件分岐を含むプログラムでは、条件が複雑になるにつれて「テストが十分かどうか」を判断することが難しくなります。そこで役立つのが 網羅基準 であり、その一つが 判定条件網羅(Decision Condition Coverage, DCC) です。この記事では、その概要・歴史的背景・メリットと課題を整理します。 📜 歴史的背景と位置づけ ソフトウェアテストにおける網羅基準 初期のテストでは「すべて...
MC/DCと判定条件網羅の違いと実務での使い分け
✨ はじめに 前回の記事では「判定条件網羅(Decision Condition Coverage, DCC)」を取り上げました。今回はその発展形である MC/DC(Modified Condition/Decision Coverage, 修正条件判定網羅) を取り上げ、DCCとの違いや歴史的背景、実務における使い分け方を整理します。 📜 歴史的背景と登場の理由 1970年代〜1980年代:ソフトウェアテストは命令網羅や判定網羅を中心に体系化。 1980年代後半〜1990年代:航空機や...
CANoe 初期設定とCAN信号送受信手順書
📌 はじめに 本手順書は、CANoeを初めて利用する方向けに、特定のCAN信号を送信し、その反映を確認する までの流れをまとめたものです。CANインターフェイス接続からソフトの設定、送受信の確認方法まで、マニュアルの該当部分を抜粋して整理しています。下記の公式マニュアル「はじめてのCANoe」をベースに作っています。 https://cdn.vector.com/cms/content/know-how/VJ/PDF/CANoe_ForBeginners_A4.pdf 🖥️ 1. 準備するもの ...