NATとは?簡単まとめ
✅ 一言で言うと
プライベートIP(ローカルIP)とグローバルIPをポート番号とセットで変換する仕組みです。
🔄 なぜNATが必要?
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IPv4アドレスが足りない!
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1つのグローバルIPで、家庭内や社内の複数デバイスをインターネットにつなぐためにNATが登場
🔧 仕組みのイメージ
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PCが内部(例:192.168.1.10:12345)から外部にアクセス
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ルーターが送信時に、
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宛先はそのまま
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送信元を
203.0.113.1:56789(※グローバルIPと適当なポート)に書き換える
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外部サーバは
203.0.113.1:56789に返信 -
ルーターが記録していた情報をもとにどの内部PC宛かを逆変換し、正しく届ける
ルーターは「誰のための通信だったか」をIPとポート番号の組で管理している
📦NATの変換テーブル(イメージ)
| 内部IP:ポート | 外部IP:ポート(変換後) |
|---|---|
| 192.168.1.10:12345 | 203.0.113.1:56789 |
| 192.168.1.11:12346 | 203.0.113.1:56790 |
🛡️ NATの副作用
| メリット | デメリット |
|---|---|
| グローバルIPの節約 | 外部からの直接接続ができない |
| 内部ネットワークの保護にもなる | P2Pやサーバ公開が難しくなる |
✨ NATまとめ(超圧縮)
NATは「ルーターが送信元IPとポートを変換し、通信の橋渡しをしてくれる技術」。
これにより、1つのグローバルIPで複数の端末が同時に通信できるようになっています。