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# Microsoft Swayでフォトアルバムを作る

1. 概要

Microsoft Swayを使うと、複数の写真をWeb上で閲覧できるフォトアルバムとしてまとめられる。

Swayはレスポンシブデザインを採用しているため、PC・タブレット・スマートフォンなど閲覧環境に応じて表示が自動調整される。

PowerPointのように写真の位置や大きさを1枚ずつ細かく調整するより、

  1. 写真を入れる
  2. 写真の順番を決める
  3. 関係する写真をグループ化する
  4. 必要に応じて説明を加える
  5. Swayにレイアウトを任せる

という作り方が基本になる。


2. 新しいSwayを作成する

Swayを開き、新しいSwayを作成する。

最初に表示されるタイトルカードへ、アルバムのタイトルを入力する。

例:

2026年 ○○旅行

必要であればタイトルカードに背景画像を設定する。

タイトルは共有時にも表示されるため、アルバムの内容が分かる簡潔な名前にしておく。


3. 写真を追加する

ストーリーラインで「+」を選択し、画像を追加する。

PCやモバイル端末などに保存されている画像を追加できる。

また、メニューバーの「挿入」から、利用可能な外部ソースの画像などを追加することもできる。

追加した画像はそれぞれ画像カードとしてストーリーラインに配置される。

写真を追加した後でも、カードを移動して表示順を変更できる。


4. まず写真を時系列・テーマ順に並べる

最初から細かなデザインを調整する必要はない。

まず写真を、

出発
↓
移動
↓
観光地A
↓
昼食
↓
観光地B
↓
帰宅

のように、閲覧者に見せたい順番へ並べる。

旅行以外なら、

  • 時系列
  • 場所別
  • 人物別
  • イベント別
  • テーマ別

などで整理する。

Swayでは最終的な位置よりも、ストーリーライン上の順序と構造を先に決める方が作業しやすい。


5. 見出しでアルバムを区切る

写真が多い場合は、途中に見出しを入れてセクションを分ける。

例えば、

○○公園

[写真]
[写真]
[写真]

○○博物館

[写真]
[写真]

夕食

[写真]
[写真]

のようにする。

写真を大量に並べるだけより、閲覧者が「今どこの写真を見ているのか」を把握しやすくなる。


6. 必要な写真だけ説明を付ける

すべての写真に長い説明を書く必要はない。

説明がないと意味が分かりにくい写真や、記録として残したい情報がある写真を中心に文章を加える。

例えば、

○○城

2026年10月訪問。
現在の天守は○○年に再建されたもの。

のようにする。

フォトアルバムでは文章が主役ではないため、写真を見る流れを妨げない程度にする。


7. 関係する写真をグループ化する

複数の写真をまとめて表示したい場合はグループを使用する。

代表的な表示方法として、

  • 自動
  • グリッド
  • スライドショー
  • スタック
  • 比較

などがある。

グループは単に写真を小さくまとめるためではなく、意味的に関連する写真を一つのまとまりとして扱うために使うと分かりやすい。


8. グリッド

複数の写真を一覧として見せたい場合に使用する。

例えば、

  • 同じ場所で撮影した写真
  • 建物の外観・内部・展示
  • 同じイベントの複数写真
  • 料理の写真

などに向いている。

ただし、Swayはレスポンシブデザインのため、表示される列数や写真の配置を厳密に固定するものではない。

画面サイズなどによって配置が変化することを前提に使用する。


9. スライドショー

写真を一枚ずつ順番に見せたい場合に使用する。

多数の写真を掲載しつつ、ページ全体が写真だけで長くなるのを避けたい場合に便利。

特に、

  • 一連の出来事
  • 同じ場所の写真
  • 時系列で見せたい写真

などに向いている。


10. スタック

写真を重ねた状態で表示し、閲覧者が順番にめくるように見る形式。

アルバムらしい見せ方ができる一方、一覧性は低くなる。

写真同士を比較するよりも、一つのまとまりとして順番に楽しんでもらいたい場合に向いている。


11. 比較

2枚の画像を比較する場合に使用する。

例えば、

  • Before / After
  • 昔 / 現在
  • 修復前 / 修復後
  • 同じ場所を別の時期に撮影した写真

などに向いている。

単純に2枚を並べるより、2枚の違いそのものを見てもらう場合に使用する。


12. フォーカスポイントを設定する

Swayでは表示環境に合わせて画像がトリミングされる場合がある。

そのため、

  • 人物の顔
  • 建物
  • 展示物
  • 動物
  • 写真の主題

など、切れてほしくない部分がある場合はフォーカスポイントを設定する。

画像を選択して「フォーカスポイント」を開き、常に表示したい部分を指定する。

複数箇所を指定することもできる。

写真全体を必ず表示したい場合は「画像全体が重要」を指定できる。

フォーカスポイントは、Swayのフォトアルバムを作る上で特に重要な設定の一つ。


13. 写真の強調度を調整する

すべての写真を同じ重要度で扱う必要はない。

特に見せたい写真は強調し、補足的な写真は通常の扱いにする。

例えば、

[メインとなる風景写真]
        ↓
[周辺の写真をグループ表示]
        ↓
[説明]
        ↓
[次のメイン写真]

という構成にすると、単純に写真を大量に並べるよりメリハリが付く。

Swayでは画像サイズを数値で指定するのではなく、写真の重要度を指定し、具体的な表示方法はSwayに任せると考える。


14. デザインを確認する

写真と文章を一通り配置したら「デザイン」で実際の表示を確認する。

細部を調整する前に、

  • 写真の順番
  • セクションの区切り
  • 写真のまとまり
  • 主役となる写真
  • 説明文の量

を見る。

フォトアルバムでは、個々の要素の細かな位置よりも、アルバム全体を自然に読み進められるかを確認する。


15. スタイルを選ぶ

Swayではスタイルを変更して全体の見た目を調整できる。

また、閲覧方向についても、

  • 縦方向
  • 横方向
  • スライド形式

などから選択できる。

一般的なWebフォトアルバムとして使用する場合は、まず縦方向で作成し、必要に応じて他の形式を試すとよい。

デザインの細かな調整に時間をかけるより、いくつか試してアルバムに合うものを選ぶ方がSwayの使い方に適している。


16. 「再生」で完成状態を確認する

編集画面だけで完成と判断せず、「再生」で実際の閲覧状態を確認する。

特に、

  • 写真のトリミングがおかしくないか
  • 写真の順番が自然か
  • グループの使い方が適切か
  • 説明文が長すぎないか
  • 見出しによる区切りが分かりやすいか

を確認する。

Swayはレスポンシブデザインなので、可能ならPCだけでなくスマートフォン相当の画面幅でも確認する。


17. 共有する

完成したら「共有」から閲覧範囲を設定する。

利用できる共有方法はアカウントの種類によって異なる。

組織アカウントでは、設定に応じて、

  • 特定のユーザーまたはグループ
  • 組織内のリンクを知っているユーザー
  • その他管理者によって許可された範囲

などを選択できる。

フォトアルバムには人物、施設内部、位置情報などが含まれる場合があるため、共有リンクを作成する前に公開範囲を確認する。

編集用リンクと閲覧用リンクも間違えないよう注意する。


18. フォトアルバム作成の基本手順

迷った場合は、次の順番で作ればよい。

① 新しいSwayを作る
        ↓
② タイトルを付ける
        ↓
③ 写真をまとめて追加する
        ↓
④ 写真を時系列・テーマ順に並べる
        ↓
⑤ 見出しでセクションを作る
        ↓
⑥ 関係する写真をグループ化する
        ↓
⑦ 必要な写真だけ説明を付ける
        ↓
⑧ フォーカスポイントを確認する
        ↓
⑨ 重要な写真を強調する
        ↓
⑩ デザイン・スタイルを確認する
        ↓
⑪ 「再生」で完成状態を確認する
        ↓
⑫ 共有範囲を設定して共有する

19. 作成時の考え方

Swayでフォトアルバムを作る場合、写真の位置を細かく調整する必要はない。

作成者が考えるべきなのは主に、

  • どの写真を載せるか
  • どの順番で見せるか
  • どの写真同士が一つのまとまりか
  • どの写真が重要か
  • どこをトリミングされたくないか
  • どこに説明が必要か

である。

写真の意味と構造を人間が決め、具体的なレイアウトはSwayに任せる。

これがSwayでフォトアルバムを効率よく作る基本になる。