Android Studioでアイコンファイルをリソースとして保存する方法
はじめに
Androidアプリ開発では、アプリ内で利用するアイコンを リソースファイル(drawable)として正しく保存する手順 を知っておくことが重要。 ここでは Android Studio 標準機能を使ってアイコンをプロジェクトに追加する方法 をわかりやすくまとめる。
🎨 1. SVG を VectorDrawable(XML)として保存する方法
Android Studio が最も推奨する方法。解像度が自動調整され、軽量で扱いやすい。
手順
app/src/main/res/drawable/を右クリック- New → Vector Asset を選択
- 左側の “Local file (SVG)” を選択
Path:に SVG ファイルを指定Name:に保存したいリソース名を書く- Next → Finish
VectorDrawable に変換すれば解像度ごとの画像生成が不要になり、今後のメンテが圧倒的に楽。
注意点
SVG 内のフィルタ(blur など)・gradient・mask は完全に変換できない場合がある。 変換エラーが出る場合は Illustrator/Figma などで単純化して再書き出しするとよい。
🖼️ 2. PNG/JPEG を drawable に保存する方法
素材が PNG や WebP の場合はこちら。
手順(ドラッグ&ドロップ)
- Android Studio で
app/src/main/res/drawable/を開く - PNG/WebP ファイルをそのままドラッグ
- 「Copy / Move」ダイアログで
OK
`drawable-hdpi` など解像度別フォルダに配置したい場合は、 `res/` の各 density フォルダに直接ドラッグして OK。
🧰 3. Image Asset Studio(通知アイコン・アプリアイコン生成用)
Android Studio には画像から ロゴやランチャーアイコンを自動生成 できるツールがある。
手順
-
app/src/main/res/を右クリック -
New → Image Asset
-
種別を選ぶ
- Launcher Icons
- Notification Icons
- Action Bar and Tab Icons
-
画像を選択(PNG/JPG/SVG 対応)
-
自動生成プレビューを確認
-
Next → Finish
解像度別(mdpi~xxxhdpi)に最適化された PNG が自動生成されるため、 アプリのランチャーアイコンでは特に便利。
📝 4. リソース名の命名規則(重要)
Android の drawable では 小文字+数字+アンダースコアのみ が使用可能。
例:
ic_filter_fridge_24bg_calendar_frameimg_food_default
`-`(ハイフン)や大文字が含まれるとビルドエラーになる。
📌 まとめ
| ファイル形式 | 推奨方法 | メリット |
|---|---|---|
| SVG | Vector Asset(XML化) | サイズ軽量・拡大縮小で劣化なし |
| PNG/JPEG/WebP | drawable へドラッグ | 多くのアイコン素材に対応 |
| アプリアイコン | Image Asset | 解像度別の自動生成が便利 |
Android Studio の標準ツールだけで、アイコン追加はほぼ完結できる。