メインコンテンツへスキップ

Android Studioでアイコンファイルをリソースとして保存する方法

はじめに

Androidアプリ開発では、アプリ内で利用するアイコンを リソースファイル(drawable)として正しく保存する手順 を知っておくことが重要。 ここでは Android Studio 標準機能を使ってアイコンをプロジェクトに追加する方法 をわかりやすくまとめる。


🎨 1. SVG を VectorDrawable(XML)として保存する方法

Android Studio が最も推奨する方法。解像度が自動調整され、軽量で扱いやすい。

手順

  1. app/src/main/res/drawable/ を右クリック
  2. New → Vector Asset を選択
  3. 左側の “Local file (SVG)” を選択
  4. Path: に SVG ファイルを指定
  5. Name: に保存したいリソース名を書く
  6. Next → Finish

VectorDrawable に変換すれば解像度ごとの画像生成が不要になり、今後のメンテが圧倒的に楽。

注意点

SVG 内のフィルタ(blur など)・gradient・mask は完全に変換できない場合がある。 変換エラーが出る場合は Illustrator/Figma などで単純化して再書き出しするとよい。


🖼️ 2. PNG/JPEG を drawable に保存する方法

素材が PNG や WebP の場合はこちら。

手順(ドラッグ&ドロップ)

  1. Android Studio で app/src/main/res/drawable/ を開く
  2. PNG/WebP ファイルをそのままドラッグ
  3. 「Copy / Move」ダイアログで OK

`drawable-hdpi` など解像度別フォルダに配置したい場合は、 `res/` の各 density フォルダに直接ドラッグして OK。


🧰 3. Image Asset Studio(通知アイコン・アプリアイコン生成用)

Android Studio には画像から ロゴやランチャーアイコンを自動生成 できるツールがある。

手順

  1. app/src/main/res/ を右クリック

  2. New → Image Asset

  3. 種別を選ぶ

    • Launcher Icons
    • Notification Icons
    • Action Bar and Tab Icons
  4. 画像を選択(PNG/JPG/SVG 対応)

  5. 自動生成プレビューを確認

  6. Next → Finish

解像度別(mdpi~xxxhdpi)に最適化された PNG が自動生成されるため、 アプリのランチャーアイコンでは特に便利。


📝 4. リソース名の命名規則(重要)

Android の drawable では 小文字+数字+アンダースコアのみ が使用可能。

例:

  • ic_filter_fridge_24
  • bg_calendar_frame
  • img_food_default

`-`(ハイフン)や大文字が含まれるとビルドエラーになる。


📌 まとめ

ファイル形式 推奨方法 メリット
SVG Vector Asset(XML化) サイズ軽量・拡大縮小で劣化なし
PNG/JPEG/WebP drawable へドラッグ 多くのアイコン素材に対応
アプリアイコン Image Asset 解像度別の自動生成が便利

Android Studio の標準ツールだけで、アイコン追加はほぼ完結できる。